もし、APSフィルムの再開のお知らせをご希望される方がおられましたら、お問合せのページより「APS再開情報希望」と一言書いて送ってください。
これは何でしょう?って件名に書いちゃってるのでしょうがないのですが…
インスタマチックカメラに使う126フィルムはとうの昔に生産は終わり、現物もそう簡単には手に入らなくなりました。が、中にはインスタマチックカメラを使う人がいて、先人の知恵で普通の35mmフィルムを126のカートリッジに詰め替えることでまだまだ使うことができます。詰め替えるので、白黒やリバーサルの126フィルムを作ることもできます。
以前からもっと簡単に126フィルムを作れないかなぁ、と、いろいろ考えていました。カートリッジの巻き取り側のフィルム溜まりは、実は35mmパトローネと同じサイズなので、うまく置き換えられないかなとか、逆に反対側に巻き取り機能を付けられないかなぁとか。昨年、ローランドDGからiModelaという超低価格CNCフライスが発売されました。これを使ってどうのこうの。しかし、そのためだけに払える持ち合わせは無いし、買ったところで成功するか分からないし、結局いつも126カートリッジをノギスで測っては妄想するだけでした。
とにかく少しでも前進せねば何もしないで終わってしまう。ということで、ただただダークバックで詰め替えるだけという方法で困っていたことをクリアしてみました。お手軽化はあきらめました。
軸の先端には切込みを入れて、外から回せるようにといざやってみるとこれがまた面倒臭い。軸の穴に棒を突っ込んで回すことにしました。棒は割り箸をドリルにかませて旋盤のよう回転させながら紙やすりでいい感じまで細くします。これでパトローネから126カートリッジへフィルムを簡単に巻き取れるようになりました。
次にホコリ対策。専用の暗箱を作ろうと厚紙で工作をしたのですが作っている途中で強度が足りないことが分かりました。他の材料を集めて何とかするのも面倒なので、じゃLEGOで、ホコリを防ぐだけの箱を作りました。本来なら光を遮蔽して、遮蔽しながらパトローネからフィルムをはずして巻き上げ軸へ貼り付けられないといけないのですが、そこは手抜きをしてダークバックの中でやります。
カートリッジに取り付けた軸にフィルムをテープで止めて、LEGOを組み立てて完成。後はダークバックの中で軸に棒を刺してクルクル回すだけです。だけなのですが、やってみたら問題が発生しました。軸が太すぎて36枚撮りのフィルムだと全部巻き取れません。途中でフィルムを切っちゃいました。切った方をもともと入っていた巻き取り軸にテープで止めてカートリッジのふたをしたら完成です。カートリッジには窓があるのでそれもつぶしておきます。
実は気が早ってダークバックに入れる前に棒をある程度回しちゃいました。遮光はどれほどできてるのかなぁ。
マウスを画像の上に乗せると元画像になります。比べてみてください。
(1) 加工する画像を開きます。
(2) レイヤーをコピーします。
(3) 上のレイヤーを脱色します。
(4) 上のレイヤーのモードをオーバーレイに、不透明度を60%にします。元記事には不透明度は60%~80%とありました。
(5) 上のレイヤー右クリックして、下のレイヤー合体させます。
(7) 彩度を落とします。
(8) トーンカーブを操作します。
(9) 完成です。