銀塩写真
写真を現像したまま特にアルバムを作ったりせず、そのままお蔵入りってケースはありませんか?
けっこうな割合でありそうですよね。
こんな蔑ろにされていた写真って人の手にもそんなに触れられず、期待したわけではないのに紫外線からも守られていたりします。
うちのお蔵入り(1976年撮影)から一枚L判をフラットヘッドスキャナで取り込んでみました。
直感的にはちょっと古い感じもしますが、そんなに劣化した気がしません。
し か し …
同様に保管されていたフィルムからスキャンしたモノと比べると、一目瞭然でした。
服のシワなどがハッキリ分かるようになりました。
さらに、レタッチで色調を整えると、黄ばみがとれて色が鮮やかになりました。
(1) L判写真からスキャン
(2) 35mmフィルムからスキャン
(3) 35mmフィルムからスキャン(レタッチ済み)
(3)の大きいサイズ(約5MB)を
ダウンロードできます。
大きいサイズで確認すると髪の感じまでハッキリわかります。
次に
jQuery Before/After Plugin を利用して紙焼きとフィルムスキャンの画像を重ねて比べてみました。下の写真の緑のツマミを左右に動かすと比較できます。
※比較用の写真は元写真の右下の部分を拡大しています。
レタッチにて色調の調整に加えて軽くアンシャープマスクをかけるとさらにハッキリした画像が得られます。
【注意】
- (1)と(2)(3)で写ってる範囲が異なるのは紙焼き時に写真屋でトリミングされているからです。スキャンのミスではございません。
- すべてのフィルムで同様にクリアな結果を得られるとは限りません。フィルムの性能や保管状態にもよります。
- 手ぶれや、ピンボケ、適正でない露出などのマイナス要因を改善することはできません。