デジタル映像サービス
安くて高機能なパソコン・デジカメ・カラープリンタ・インターネットなどが普及したおかげで、フィルム時代と写真の楽しみ方が大きく変化しました。ご自身の手で写真を活用できるのです。さあ眠っていた写真たちに魂を吹き込んで復活させましょう。

徒然小ネタ集

写真やフィルムにまつわる小ネタ、デジタル画像にまつわる小ネタ、へぇそうなんだ、これって便利、ちょっとしたことを書き綴っていきます。

ガラス板でサイアノタイプをやってみた

やってみた
サイアノタイプは一般的には水彩用の画用紙で感光紙を作りますが、湿板や乾板のようにガラスで作っている人もいます。なんでわざわざガラスに…と思いながらも作る楽しみと実験してみたい好奇心には勝てませんでした。結果的にはやってみて良かった。始めて画用紙上に像が出たときと同じくらいワクワクしました。紙とはまったく別物です。
サイアノタイプonガラス
サイアノタイプonガラス

紙でやるときとの違いは、ガラスに塗布する感光液にゼラチンを入れること。そして、露光させるときに裏面からの反射光による露光を避けるために黒い紙を挟んでいることです。感光液は80mlを湯銭して50℃~60℃にして、ゼラチン10g(ゼライス)を入れて完全に溶けるまで混ぜます。その液を湿板を作るようにガラス板上に広げます。余分な液は垂らして、完全に乾かしたらできあがりです。

後は紙と同じです。と言いたいところですが、いろいろとコツが必要でした。参考にしたドキュメントはThe Photographic Method of Cyanotype Printing no GlassというPDFです。

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