メジャーメーカーのフィルムの衰退が止まりません。先日も富士フィルムが「ネオパン 400 PRESTO」の生産終了を発表しました。ドイツの ADOX やイタリアの Ferrania などは小さい工場でがんばってくれているようです。しかし、これもいつまでもつやら…銀塩ファンの皆さんはそろそろメジャーメーカーに頼らない銀塩生活を探り始めているのではないでしょうか。時代をさかのぼっていろいろな技法を再度やってみたり。映画用のフィルムを流用したり。銀塩生活を諦めてデジタルに完全移行したり。
なんだかメーカーの撤退のおかげで路頭に迷う哀れなアンチデジタル、ほらねやっぱりフィルム無くなるでしょ、どうするの?かわいそうな銀塩ファンのように書いてしまいました。が、よーく考えてみると、今までメーカーの提供してくれるものの中だけでしか遊べてなかったことに気づかされた瞬間だったのではないでしょうか。135フィルムのような高性能で扱いが簡単すぎるフィルムに頼り切っていました。これからはカメラから感光剤から何でも自由なんです。工作し放題です。メイカームーブメントと被ってちょうどいいじゃないですか。
ドメイン名からするとおそらくフランス人の Lomig Perrotin さんが PET の代わりに和紙を使ったフィルムを作りました。
FILM WASHI で紹介&販売しています。感度は ISO 25 のモノクロネガで、4x5、120、620フォーマットが用意されています。手作りでここまでできるんですね。すばらしい。
しかし、硝酸銀高いなぁ。銀に投資するのやめてもらえないかなぁ。