デジタル映像サービス
安くて高機能なパソコン・デジカメ・カラープリンタ・インターネットなどが普及したおかげで、フィルム時代と写真の楽しみ方が大きく変化しました。ご自身の手で写真を活用できるのです。さあ眠っていた写真たちに魂を吹き込んで復活させましょう。

徒然小ネタ集

写真やフィルムにまつわる小ネタ、デジタル画像にまつわる小ネタ、へぇそうなんだ、これって便利、ちょっとしたことを書き綴っていきます。

Macchann式現像をやってみました

やってみた
以前から気になっていた現像方法があります。 業務用の現像液を希釈して使い捨て(ワンショット)で処理するというものです。 もし現像結果が写真屋さんと遜色ないものであれば、現像液の管理の面からみても、コストの面からみても、作業の簡単さも、これ以上理想的なことはありません。 そして現像結果は何名かの方がWEBでレポートされていますが問題無いようです。 すばらしい! しかも、この現像方法はカラーネガだけにとどまらず、モノクロやリバーサルにも応用されています。 これらの現像方法は「爺 さ ん の 雑 記 帳」というところで盛んに研究されています。

この現像方法について少々難しいのは調合や手順ではなく、登場人物です。この掲示板の主催者でかつ研究されている「爺さん」さんと現像方法Macchann式の「Macchan」さんは別人らしいんです。そしてカラーネガ以外の現像方法の名前は、リバーサル: G3-R、モノクロ: G3-M、長時間現像: G3-N、と「爺さん」さん由来ということが想像できます。

Macchann式が趣味で現像をしている人にとっていかに好都合かということが分かってしまうと、これはやってみないわけにはいきません。やってみました。

Macchann式の処方はすべて用量で表記されています。メスシリンダーはもってはいますが、これは口にするものの比重を測ったりするのに使っていますので、現像液を測るのには使いたくありません。そこで調べますと「撮影日誌」というブログで比重を計ってられていましたので、それを利用させていただきました。比重はほぼ1のようです。つまりmlやらccをそのままgにおきかえても問題無いということです。

今回試す処方はCNL-N1Rを70gを水で薄めて350gにします。現像タンクがパターソン製なので掲示板の処方より量が多めです。倍くらいなので35mmフィルムを二本現像できそうですが、今回は使い捨てです。もったいない。ナニワカラーの一気に10本は個人では難しくても2本なら簡単にできるので今度やってみようと思います。処理は35度で4分10秒です。液が多いので時間を縮めるほうがいいかもしれません。漂白定着(BLIX)は昔使ったナニワカラーのを再利用します。試しにフィルムの切れ端を漬けると綺麗に抜けたのでまだまだ使えます。

カメラはRolleiのA26、インスタマチックカメラで、フィルムはフジフィルムの(業)記録用フィルムで撮りました。 テストなので、もっとまっとうなカメラを使うべきだったかもしれません。 が、この詰め替えフィルムカートリッジのテストもしたかったので、同時にやっちゃいました。 現像結果は問題無いようです。 よかった。よかった。

NNCのナニワカラーが生産終了になってから、どうしたものかと路頭に迷っている人がたくさんいると思います。これからMacchann式で現像する人が増えるのではないでしょうか。

最後に、Macchann式を開発・研究された方、テストされてきた方、ありがとうございます。これからたくさん楽しませていただきます。

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